塩水選
いよいよ春の仕事が始まりました。最初の仕事は塩水選です。
水よりも比重の重い塩水につけて、浮いてきた未熟な種籾を選別するのですが・・・・。
![]() 今年の種籾の浮くこと、浮くこと、あきたこまちなんかほぼ100%浮いちゃって、比重を落としてやったのだ。 |
![]() で、残った籾はしっかり水洗いして、塩分を洗い流します。 |
種子消毒
種籾についた病原菌を消毒します。普通は農薬を使うのですが、うちでは温湯浸法という方法でやります。60℃のお湯に10分間浸すのですが・・・・。
![]() さすが専用機。種籾を入れると1.5℃ほど下がりますが、均一に温度をかけることができます。 |
![]() えっ、モチ米の種籾には使えないって?聞いてないよ〜。ってことで急きょ木酢液に浸けて消毒することに。いや〜、ビビったぜい。 |
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種まき
4月21,22日に稲の種をまきました。
60cm×30cm×3cmの苗箱に肥料を混ぜた床土を詰めて、そこに種をまくのですが、有機栽培の場合この床土に入れる肥料が問題です。
どの資料やマニュアルを読んでも「これで間違いなし」ってのがありません。「困難な場合は化学肥料を使用する」なんてのもあるほどです。
有機栽培ササニシキは今まで通り自家製のボカシ肥料を入れるからよいとして、残りの稲はどうしようかと悩んだ末に、市販の有機ボカシ肥料を混ぜることにしました。
種をまいてビックリ、ぜんぜん水がしみこんでいかない!床土の上に池ができて、種がプカプカ浮かんでいます。ひえ〜これは考えても見なかった。
なんとかかんとかまき終わったが上手く芽が出るかなあ、とっても不安な今日この頃。
◎ボカシ肥料=生の有機物をそのまま土に施すと発酵して有害なガスを出し作物の根っこなどを痛めるおそれがあるので、あらかじめ一度発酵させて置いた有機肥料。
◎『現代農業』7月号によれば床土が水をはじくのは有機肥料に含まれる有効菌が菌糸をのばすためだそうな。だから種まきの直前に混ぜるといいらしい。来年やってみよ。
![]() 育苗に使う床土。 左が有機栽培ササニシキ用。右が問題の一般栽培用。 |
![]() 催芽機で温度をかけて芽を出させます。低めの25℃に設定しましたが、ちょっと芽が不揃い。 |
![]() 種まき。 一箱につき種籾80g〜100g |
![]() 種をまいたらすぐに育苗ハウスに並べ、保温シートをかぶせます。 |