*令和7年のごあいさつ*

 ここ3年ほど国から有機農業推進のための補助金が出たりしたので、いろいろな講師の先生に来てもらって勉強したり、先進地に出向いて研修したりして、様々なノウハウを積み重ね、昨年は春の種播きから秋の収穫まで綿密な計画を組み、いざ田畑へと望んだのですが・・・・。
 
 雪のまったく無い暖かな冬から計画が狂い始め、雨も降らず水不足で固く締まった土と悪戦苦闘し、空梅雨のあとには甚大な被害をもたらした豪雨に野菜畑は水没。そして暑い暑い秋。天候に振り回され続け右往左往した一年でした。
 この地域の天候に合わせて考えたはずの栽培計画は、この年の天候によって崩れ去りました。
 
 有機栽培を長く続けていると、できる限り自然の状態に近づけて、野生のままの植物のように育てたいという願望が大きくなってくるのですが、考えてみれば自然の中で育つ植物は年によってよく育ったり、育ちが悪かったりするのが普通で、果樹なんかも実が多く生る年と実の少ない年が交互に巡るのが自然なわけで、有機栽培を農業として続けていくためには、闇雲に自然に近づけるのが良いとは限らないってことに、今さら気付かされました。
 今年は自然に寄りかかりすぎずに、冷静に現実を見据えながら田畑に向き合っていきたいと思っています。

(205年1月)

    〔 戻る 〕

●http://www.denkinojo.com/